<インタビューを受けてくれた人>
宜野湾市消防本部
比嘉 良政(ひが よしまさ)さん
※比嘉さんのインタビュー動画はこちらから→
https://youtu.be/vOj52xnSi6k
■比嘉さんのお仕事は??
消防士として、消防車に乗って、火事や救助の現場へ出動したり、救急車に乗って怪我をした人や病気になった人を病院へ搬送する仕事をしています。
また、みんなが使うスーパーやレストラン、マンションなどが火事にならないように、そして、万が一火事になったときに、逃げ遅れる人が発生しないように、避難ルートが確保されているかの確認をする、建物の点検(立入検査)も行っています。
■お仕事の魅力
消防士の仕事は体力だけあればできそうですが、頭も使う仕事です。その分、勉強やトレーニング、訓練を行った成果が発揮しやすいところが魅力です。
■経験を積む
日々の勉強や、訓練の成果を現場で発揮できることもそうですが、13年間消防士を続けている中で、自分自身は結婚をしたり、子どもが生まれたり、自分が病気や怪我をしたり、大事な家族が亡くなったりと色々なことがありました。消防士の働く現場は、悲しい出来事が起こった場所や困った事が発生した場所が多いです。自分自身が色々な経験を積んでいることで、被害にあわれた方やその家族に寄り添った活動ができるようになったと思います。
皆さんも、これから悲しいことや苦しいこと、辛いことを経験していくかもしれませんが、いつかきっと何かの役に立つ経験になると思いますので、一生懸命のりこえて欲しいです。
■小中学校で頑張ったこと
小学1年生から高校3年生まで、ずっと野球をしていました。もちろん学校の勉強も頑張っていました。
■頑張ったから自分で選ぶことができた
子どもの頃は、スポーツも勉強も一生懸命頑張っていました。それはお父さんやお母さんに言われて嫌だけど頑張っていたところもあります。でも、そのおかげで高校生になって自分が行きたい学校や働きたい仕事を自分で選ぶことができました。「生殺与奪の権を他人に握らせるな」と富岡義勇さんも言っていましたが、学校の成績が悪かったり、勉強以外で頑張っていることがなければ、行ける学校や働きたい仕事を自分で選ぶことはできません。今になって頑張っていてよかったと思うし、厳しくしてくれたお父さんやお母さんには感謝しています。
■歴史あるまち
大人になってから、沖縄県外の人と関わる機会が多くなりました。自分の住んでいる宜野湾市のことを説明する時に、歴史や文化について知らないことが多いことに気づきました。宜野湾市の歴史を調べていくうちに、琉球王朝との関わりや、日本や中国との関わり、悲しい出来事でもある嘉数の戦いもあったり、興味深い歴史がたくさんあることがわかり、宜野湾市が今まで以上にもっと好きになりました。
■自信が持てるエピソードをつくろう!
得意なことで良い成績を残したり、苦手なことを克服したり、好きなことをずっと続けたり、何かを頑張って、自分の中で自信が持てるエピソードを作って欲しいです。その自信が色々な分野で役立つ時が来ます。また、掃除や片付けなど、嫌だなと思うこと、それからお手伝いや人助けも進んで行いましょう。竈門炭治郎さんも言っているように「人のためにすることは巡り巡って自分のために」と、将来きっと役に立つ時がきます。頑張ってください!